人身事故と物損事故の違いとは?
2024年11月25日
人身事故とは
人身事故とは、交通事故によって人に危害が加わり、怪我をしたり後遺症を負ったりするなど、人の生命や身体に関わる損害が発生した事故のことを言います。
人身事故の場合は、事故によって身体に損害が起きていることが多いため、その怪我や障害に対して慰謝料を請求することができます。逆に物損事故では、慰謝料を請求することができなくなりますので、ご注意ください!
その他にも、人身事故の加害者には免許の違反点数が加算されるといったこともあります。
物損事故とは
物損事故は、けが人や死者がおらず、車が壊れたり建物や電柱・ガードレールなどが損傷するなど、物に対する損害が生じた事故のことを言います。
物損事故の場合は、壊れた物の修理代や買い替えにかかる代金などの損害賠償請求は可能ですが、先程お伝えしたように、身体的・精神的にダメージを受けた場合の慰謝料は請求することができません。
また、物損事故の場合、家やビルなどの建物に損害を与えることや、無免許運転・飲酒運転などの大きな違反行為でなければ、免許の違反点数は加算されないことが多いのも特徴です。
事故によって少しでも怪我があるなら
万が一、事故に遭って少しでも怪我をしているなら、人身事故で申し出ておくことをおススメしております。
例えば、車対車の事故でぶつかったときに、車の損傷も少なく、事故直後は気が動転しており痛みなど気になっていなかったため、その場で警察にも「物損事故」で処理をしてもらった。という方もいるかと思います。
しかし、事故に遭った後は少し時間が経ってから痛みが出てくることも珍しくありません。少しでも不安だな、気になるな、と感じた時は「人身事故」として処理しておくことで、その後に整形外科や接骨院で治療を受ける時に窓口負担を原則0円で受けられるようになります!
また、治療を受けることで、慰謝料を請求することも可能になりますので、覚えておきましょう!
交通事故の施術などについてお困りの事、分からないことなどありましたら、お気軽にご相談ください!