年齢によって異なる膝の痛み

2024年05月14日

  1. 60代以降の高齢者に多い膝の痛みとは?
  2. 20代~30代で急に膝が痛くなった場合は?
  3. 10代の成長期に多い膝の痛みとは?

60代以降に多い変形性膝関節症

60代以降の高齢者に増えてくる膝の痛みに多いのは、変形性膝関節症です。
変形性膝関節症は、普段あまり運動しない方で筋力低下が生じていたり、肥満体型、過去に膝周辺の怪我をしているなどの既往歴がある方は特に起こりやすいものになります。

症状は膝を動かすと痛みが出たり、階段の上り下りが辛いという状態になり、年齢を重ねていき症状も強くなると手術で人工関節にする場合もあります。

20代~30代に多いのは怪我による痛み

成人で膝に痛みを訴える場合、子供とは違い成長期が終わり骨も成長しきっているため、膝周辺にかかる負荷が膝を安定させている靭帯や筋肉、腱に損傷し痛みが出ていることなどが考えられます。
特に、膝にO脚やX脚などの変形がみられる方では、スポーツ外傷や交通事故などで膝に強い衝撃が加わると靭帯や筋肉、腱が損傷しやすくなります。

10代の成長期に多い痛みは?

10代の成長期では、まだ骨が完全に成長していなく脆弱な状態のため、スポーツなどで負荷の高い練習や大きな外力によって、筋肉が骨を引っ張ってしまい、骨膜に炎症をきたすこともあります。

成長期の膝の痛みでよくあるものとしては、「オスグッド病」や「ジャンパー膝」といった怪我があります。成長期に起こる痛みでは、成長が止まると痛みが落ち着くことが多いですが、スポーツ活動に悪影響を及ぼため、早めの施術が肝心です。

このように、膝の痛みでは年齢によっても痛みの原因となるものが違い、症状も全く異なるものが多いです。当院では、膝の痛みに対して、何が原因になっているのかざまざまなテスト法を行い何の可能性が高いのかということを調べていきます。
膝の痛みでお困りの方はぜひ当院までご相談ください!

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